AIにSNSを任せてみたら、伸びたのは「人が話した日」だった話

パソコンの前のAIと人が、並んで吹き出しのやりとりを見守っているイラスト

こんな人に読んでほしい

AIにSNSアカウントを1つ任せてみた

7月の中旬から、ある実験をしています。私が関わっている小さな事業のThreads(文章を中心にしたSNSです)のアカウントを1つ、AIに運用してもらう実験です。

投稿文を書く、投稿する時間を決めて予約する、閲覧数や反応を集めて振り返る。ここまでをAI(Claude Codeというツール)が担当しています。私がやるのは、方向性を決めることと、出来上がった仕組みを見守ることくらいです。

知りたかったのは「AIに任せて、SNSアカウントを0から育てられるのか」ということでした。目標はフォロワー100人です。

5週間、80本投稿して、フォロワーは6人

最初の結果は、正直かなり地味でした。

5週間で80本投稿して、フォロワーは6人。1本あたりの閲覧はだいたい10〜20ほどで、コメントはほとんど0のままでした。

AIは毎日きちんと投稿してくれますし、書き方の工夫も続けてくれました。それでも数字はほとんど動きません。文章の良し悪しより前に、そもそも見てくれる人の数が足りていない状態でした。

数字が動いたのは、人が会話に入った日

変化があったのは8月の終わりです。ある投稿にコメントがついて、そこに私が返事をしました。相手の方も返してくれて、気づけば5往復くらいのやりとりになっていました。

その後の2日間で、フォロワーが4人増えて、プロフィールを見てもらえた回数も2倍以上になりました。80本投稿して6人だったのが、たった1つの会話で4人です。

9月に入ってからは、気になる方を私が自分の手でフォローするようにもしました。すると2週間で、フォロワーが15人から28人に増えました。

積み上がった投稿の山の横で、2人の吹き出しがつながった瞬間に小さな光がともるイラスト

AIが見つけた、ほかの気づき

AIが数字を見返して見つけてくれたことも、いくつかあります。

正直に書いておきたいこと

うまくいかなかったこともあります。

9月の中旬、予約していた投稿がなくなって、2日ほど投稿が止まっていました。仕組みは「残りわずか」と知らせてくれていたのですが、それを見て次の分を用意する人がいなかったんです。その頃から、フォロワーは28人のまま横ばいになっています。

それから、AIに任せていないこともあります。ほかの人の投稿への「いいね」やフォロー、コメントを自動でやることはしていません。SNSのルールに反しますし、何より「人と人がつながる部分」を機械にさせたくなかったからです。今は、自分の投稿についたコメントへの返事の下書きをAIに手伝ってもらっていますが、送る前には必ず私が読んでいます。

分けてみて見えてきたこと

2か月やってみて、役割の分け方が少しずつ見えてきました。

毎日投稿する、時間を決める、数字をまとめる。こういう「続けること」はAIのほうが得意です。一方で、コメントをくれた人と話す、この人とつながりたいと思って声をかける。これは今のところ、人がやったときに一番数字が動いています。

AIに任せられることを任せたら、人は、人と話すことに時間を使える。SNSでも、それは同じなのかもしれません。

フォロワー100人までは、まだ道のりがあります。途中で分かったことは、またこのノートに書いていきます。

この続きも、少しずつ書いていきます

AIに何かを任せるとき、「全部任せる」のでも「全部自分でやる」のでもなく、どこで分けるか。その試行錯誤を、これからも実験ノートとして残していきます。

次の話も届けてほしい方はこちら(陽だまり便りに登録)

週1回、AIを使いながら試行錯誤している過程をそのまま書いているメルマガです。売り込みはしません。